やさしいコグトレ 認知機能強化トレーニング

みる・きく・想像するための認知機能強化トレーニング

私が勤務しているクリニックでは運動療法に加えて、机上課題の一環で「コグトレ」を導入している。

漢字や計算が苦手、黒板を写せないことの原因には、相違を認識する力や数える力、想像する力、などの認知機能の弱さが背景にあることが多く、この事を考慮せずに、苦手な漢字や、計算を練習させても、子どものテンションは下がるばかりであろう。

CD付 やさしいコグトレ 認知機能強化トレーニングより

成功体験の重要性

子どものリハビリテーションにおいて成功体験の積み重ねは、とても重要な要素であることは間違いない。私がリハビリを行なっている中で、できないことに直面した子どもの多くは床に寝そべる、奇声をあげる、など様々な拒否反応を示す。リハビリのプログラムを立案するにあたり、課題調整に苦労することはとても多い。クリニックでは、コグトレの書籍をいくつか購入して、リハビリの中で活用することで、子どもの評価に活用し、更にリハビリのブログラムを立案する際の参考にしている。

やさしいコグトレ 認知機能強化トレーニング(プリントして使えるCD付き)

「数える」「写す」「見つける」「想像する」

やさしいコグトレ 認知機能強化トレーニングより

この書籍の中では、「数える」、「写す」、「見つける」、「想像する」という分類でそれぞれの課題が簡単なものから難しいものまでの難易度調整が行われている。

私の活用方法としては、四つの分類の一番簡単な課題をまずは実施して、一番意欲的にできた課題を中心に難易度を上げていくようにしている。

リハプログラムの立案に役立てる

「見つける」などの課題はイラストの影を見つけるという訓練なので、子どもは非常に楽しがって行うが、「写す」の曲線つなぎは、非常に苦戦する子どもが多い、図形を模写するということと、間が途切れている部分を想像するという二重課題が非常に子どもを戸惑わせるように感じる。更には何の可愛げもない、曲線を写すという作業に魅力を感じないのかもしれない。しかし、コグトレを続けて少しずつでもできるという成功体験を積み上げることで、単調な曲線つなぎも頑張って行うようになる子どもも少なくない。

やさしいコグトレは小学校低学年を対象としているが、クリニックでリハビリをする子どもには、やや難しいこともある。宿題として何枚かプリントを持たせると、兄弟が喜んでやっていたなどの声は聞くが、本人(小学校低学年の支援級)には、まだまだ練習が必要なことが多い。親の反応を見ていると、実際に学校の勉強よりも導入しやすいなのど、意見も多く頂くことがある。ク